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四部医典タンカ

四部医典タンカ


タンカ67 尿診[4]

タンカ67
 タンカ67「尿診(4)」も、『四部医典』の第四部「結尾(けつび)タントラ」の第2章を、絵にしたものです。
 3つの小さな円は、前のタンカ66と同様、左が男性、中が女性、右が共用です。その下の大きな2つの円は、さらに詳細です。
 例えば、上の左は鬼の祟(たた)り、上の中は龍王(りゅうおう)の祟り、上の右は女魔(じょま)の祟りです。その場所に、撹はんした尿の泡、沈殿物などが止まれば、病因を判定できるというのです。
 次の68とともに、67は図像的に美しいタンカで、しばし尿などということを忘れ、観賞するのもいいでしょう。
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