タンカ65 尿診[2] |
タンカ65「尿診(2)」は、『四部医典』の第四部「結尾(けつび)タントラ」の第2章を、絵にしたものです。 タンカ64の下2段から、過度の酒色など、尿をとる前にしてはならないことが描かれています。ここでは尿をいれる容器、その分量などが細かく指示されています。 正常な尿は、きれいな淡黄色で、泡も一様で、浮遊物や沈殿物がないとのことです。3大要素(ルン・チーパ・ベーケン)により、体質別の尿の特徴や、それぞれのタイプの病気になった場合の尿の特徴など、こと細かく描かれています。 このチベット医学の尿診は、今日もよく用いられています。 |
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