タンカ64 脈診[9]および尿診[1] |
タンカ64「脈診(8)および尿診(にょうしん)(1)」は、『四部医典』の第四部「結尾(けつび)タントラ」の第1章の脈診を、第2章の尿診を、それぞれ絵にしたものです。 脈診のタンカは計8枚、全部が「結尾タントラ」第1章を根拠としています。このあたりに、脈診の難しさ、奥深さがあるのでしょう。最後は、命脈(めいみゃく)で締めくくられています。 これから5枚、尿診のタンカがつづきます。体内を通ってきた尿液が、健康および病気を映す「鏡」であることは、予想ができます。 チベットの尿診は、その歴史の古さ、その詳細な内容において多分世界に冠たるものです。 |
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