タンカ62 脈診[7] |
タンカ62「脈診(7)」も、『四部医典』の第四部「結尾(けつび)タントラ」の第1章を、絵にしたものです。 上の2段は、タンカ61からの続きです。脈拍の異常による占いで、半停拍脈(はんていはくみゃく)があれば山から落ちて死ぬ、などとあります。 中央部に、虫がはうような絵がたくさんあります。いずれも脈象(みゃくしょう)です。医師の指先に触れる脈の動きを描いたものです。 3大要素(ルン・チーパ・ベーケン)の病気の脈のほか、潰瘍・黄疸・肺炎・消化不良など、具体的な病気の脈を絵によって表現しています。これは注目に値するでしょう。 |
四部医典タンカ一覧へ |