タンカ51 人体の臓腑の解剖形態 |
タンカ51「人体の臓腑(ぞうふ)の解剖形態」は、『四部医典』の第三部「秘訣(ひけつ)タントラ」の第85章を絵にしたものです。 すでにタンカ49から、人体に正確な方形スケール(物差し)が当てられています。この製図法はもともと、17世紀、仏像の制作によく用いられたものです。 医学の場合、仏像に比べて、大腿部がやや大きくなっています。 それにしても、見事な解剖図です。現代の医学者・解剖学者が、このタンカの精度に驚くのは、次のタンカ52で述べるような理由からです。 |
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