タンカ44 病因[3] |
タンカ44「病因(3)」は、『四部医典』の第三部「秘訣(ひけつ)タントラ」の第17章〜第23章を、総合的に絵としたものです。 虚熱(きょねつ)病の病因は、高地の寒、寒性の食物の取り過ぎなど。 隠蔵(いんぞう)熱の病因は、高地の寒、内熱の拡散や潜伏など。 陳旧(ちんきゅう)熱の病因は、熱病の再発、解熱薬の効果不足など。 混合熱の病因は、黄水(おうすい)の過多、早すぎた駆熱など。 拡散熱の病因は、石や重荷を持つ、棒で打たれるなど。 波動(はどう)熱の病因は、栄養の過多、鬼神と出くわすなど。 などと熱に関係しているのですが、次のような記述もあります。 瘟病(おんびょう)が流行する原因は、仏教の内紛、誓言にそむく、四季の起居が不正常などとされています。 |
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