タンカ34 薬物の分類[1] |
タンカ34「薬物の分類(1)」は、『四部医典』の第二部「論説(ろんせつ)タントラ」第21章の前半を絵にしたものです。 これまで約1000種類の薬物を絵にしたわけですが、それを以下のように、大きな効能別に分類します。 チーパ(熱性)病を治療:龍脳香(りゅうのうこう)、牛黄(ごおう)、ベニバナなど。 胆病を治療:チレッタソウ、白いウズ、ネコノメソウなど。 血病を治療:紫檀(しだん)、ウマノスズクサ、余甘子(よかんし)、アカネなど。 瘟病(おんびょう)を治療:船型のウズ、オナモミ、カラマツソウなど。 解毒の薬物:麝香(じゃこう)、黄色いウズ、リンドウ、広木香(こうもっこう)など。 ルン(風性)チーパ(熱性)の混合病を治療:沈香(じんこう)、ツズラフジ、安息香、ニンニクなど。 ベーケン(寒性)チーパの混合病を治療:コエンドロ、阿魏(あぎ)、ザクロ、乾姜(かんきょう)など。 |
四部医典タンカ一覧へ |