タンカ30 薬物[6] |
タンカ30「薬物(6)」も、『四部医典』の第二部「論説(ろんせつ)タントラ」の第20章を絵にしたものです。 最初のビャクシから7つは植物ですが、その後の100以上は全部、動物性の薬物です。その多くが、タンカ23でみた「食材」であることに驚かされます。このあたりに、「医食同源(いしょくどうげん)」を理解するヒントがありそうです。 さらに驚くことは、古い人骨、龍の骨、糞や尿など、奇怪なものが薬物として描かれていることです。チベットの医薬学はとても奥が深いようです。 |
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