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四部医典タンカ

四部医典タンカ


タンカ28 薬物[4]

タンカ28
 タンカ28「薬物(4)」も、『四部医典』の第二部「論説(ろんせつ)タントラ」の第20章を絵にしたものです。
 最初の白い花のアマニンから、最後のツルニンジンまで、99種類、全部が薬草です。
 上から3段目の貝母(ばいも)は、絵そっくりの美しい花を咲かせます。
 同じく5段目、青いケシは、「ヒマラヤの幻の花」と形容されるだけあり、この世のものとも思えない花姿です。
 日本の専門家によれば、タンカ25からタンカ35にある植物は、その種類が多いだけでなく、ほとんどが正確に描かれており、同定(どうてい)*の基準になるといいます。

*同定:生物の分類上の所属を決定すること。
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