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四部医典タンカ

四部医典タンカ


タンカ20 人の死亡の兆候[2]

タンカ20
 タンカ20「人の死亡の兆候(2)」は、『四部医典』の第二部「論説(ろんせつ)タントラ」第7章の後半を絵にしたものです。
 1枚のタンカに約100の絵がありますが、内容的には、
 1.健康・長寿・安楽――神仏や山に登る夢をみる
 2.死亡の兆候――医薬をきらい、ラマ僧をきらう
 3.瀕死の兆候――9つの竅(あな)(タンカ10)から出血
 4.臨死の兆候――視覚や聴覚など、五感が無くなる
 5.死の兆候から逃れる――祈祷(きとう)や放生(ほうじょう)をし、長寿経(ちょうじゅきょう)を唱えるの5つの種類に分類されます。やはり迷信に属する部分と、客観的な観察とが同居しているようです。
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