タンカ12 人体の脈絡[後面] |
タンカ12「人体の脈絡(みゃくらく)(後面)」も、『四部医典』の解説書である『四部医典藍瑠璃(らんるり)』の「論説(ろんせつ)タントラ藍瑠璃」第4章を絵にしたものです。 チベット医学では、脈絡を概括して、人体の前面にある黒脈(こくみゃく)、中間にある命脈(めいみゃく)、後面にある白脈(はくみゃく)の3種類としています。この理解は独自のもので、中国やインドと異なります。 それらの主な脈は、それぞれ360本の太い枝に分かれ、その枝はさらに120本の中くらいの枝に分かれ、その枝はさらに700本の細い枝に分かれるとしています。 こうした体系的、総合的な観点は、きわめて魅力的です。 |
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