タンカ2 人体の生理と病理 |
タンカ2「人体の生理と病理」は、『四部医典』の「根本(こんぽん)タントラ」第3章を絵にしたものです。それにしても美しい、見事な系統樹(けいとうじゅ)です。チベット人の芸術感覚に敬意を表します。 その意味するところは、人体には、生理および病理という2本の幹があり、その原因・過程・結果などを、その先の枝や葉で表現しています。計88枚の葉の上に描かれた人物たちは、まことに如実で、見ていて飽きることがありません。 健康という「花」から、信仰や財富という「実」がなり、長寿という「花」から、無限の安楽という「実」がなり、「虹」となって昇天する、という内容です。 |
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