HOME > 健康づくり情報 > 健康ポケットカード

健康づくり情報

健康ポケットカード


健康ポケットカード
栄養
お酒と健康

健康をそこなわないための飲酒法
お酒はアルコールを1%以上含む飲料のことをいいます。

イラストお酒はゆっくり楽しく
“よいお酒”とは、気分がほぐれ、楽しい雰囲気で飲むお酒のことです。

食べながら飲む
胃の粘膜を保護するために、また、アルコールの吸収速度を緩和するために、たんぱく質や脂肪、ビタミン豊富な食べ物をつまみにしましょう。少量のお酒は、胃液の分泌を促し、食欲を増進させます。

量はほどほど、適量で
自分にあったお酒の量を知りましょう。おおよその目安はビールなら大瓶で1〜2本、日本酒なら180ml〜360ml(1〜2合)、ほろ酔い加減でやめておきましょう。

週に2日程度は肝臓を休ませよう
毎日欠かさず飲酒するのは、肝臓に負担をかけ続けるだけでなく、習慣性となるので好ましくありません。1週間にすくなくとも1〜2日はお酒を飲まない日をつくりましょう。

イラスト

日本人はお酒に弱い?
−強い弱いは生まれつき−


肝臓でアルコールは分解される
イラスト
(※酵素とは、からだの中での化学反応を助ける物質をいいます。)

アルコールはアルコール脱水素酵素によってアセトアルデヒドになります。このアセトアルデヒドが悪酔いを起こす原因物質です。
アセトアルデヒドを分解するアセトアルデヒド脱水素酵素には、血液中のアセトアルデヒド濃度が低い段階から働く I 型酵素と血液中のアセトアルデヒド濃度が高くなってから働くII 型酵素があり、II 型酵素は I 型酵素の1/50の効率でしか働いてくれません。
日本人(約44%)をはじめとする黄色人種や南米のインディオの中には、生まれつきアセトアルデヒド脱水素酵素の I 型が欠損していて、アセトアルデヒドをうまく処理できない人が多いのです。
そのため、お酒を飲むと血液中のアセトアルデヒドの濃度が高くなり、悪酔いの不快な症状が強くあらわれるのです。お酒に強い弱いは生まれ持っての体質です。自分に合った適量でお酒を楽しみましょう。

健康ポケットカード一覧へ

ページの先頭へ