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健康ポケットカード


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伝統医学
五感を刺激しよう

人間の五感とは「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」をいいます。
それぞれの感覚は脳の決まった領域でしっかりと受け止められ、それを意識することで神経系が働きます。

自分の持っている五感を常に最高の状態で機能させることが、「ボケ予防」を目指すウエルネスライフ(積極的、創造的に健康を目指す生活設計)の基本です。

私たちが自然と触れ合い、社会や世界を知り、それらの環境に適応していく方法は、見たり、聞いたり、匂いを嗅いだり、味わったり、触れたりして知ることができます。

人間が本来持っている五感は常に刺激を与え続けることで発達し、五感によって神経系が養われます。さらに、五感の刺激を総合することで「感性」もみがかれます。

しかし私たちを取り囲む現代社会の環境下では、過剰な刺激を作り出し、人間が本来もっている適応性と耐性の低下を招き易いようです。

イラスト
ウエルネスライフは五感総動員運動
1)視覚
自分の行動をコントロールするための眼からの情報機能です。
外界から入る情報の多くはこの視覚によるものです。
1日3度の食事においても食品の色彩バランスや視覚上の刺激に気をつけましょう。健康色は「グリーン」です。見た目に鮮やかで、からだも健康の「医色同源」です!

2)聴覚
知的な理解を深める耳からの情報機能です。「名曲は名医」「音声は聴くクスリ」ともいわれています。
特に、自然界の音は心地よく心を和ませてくれます。自然の海、山、川がかなでる音色は、人の心を癒す「1/f ゆらぎ」を示します。週末は少し脚を伸ばして、自然を満喫しに屋外に出かけてみませんか?

3)嗅覚
「におい」は最も古い感覚だといわれています。脳神経の中で香りをキャッチするところと記憶を残すところが直接関連しているといわれ、視覚や聴覚から受けた印象や記憶は時間とともに薄れていきますが、においの場合は思い出されて、忘れにくいといわれています。
好きな「におい」を嗅いで、自分の半生を綴る「においの体験史」をつくってみませんか?

4)味覚
本来は、口に入った物が自分にとって必要かどうかを見分ける(味わける)舌の情報機能です。舌の表面に分布する味蕾(みらい)によって食品の味を見分けます。人は食品の味を見分けて、食品を選別しますが、栄養と味覚との深い関係は見られません。しかし、現代の生活では味覚を刺激して食事を楽しむようにしています。

5)触覚
体表面を外から接触して皮膚や毛から入る情報機能です。例えばお互いに「触れ合う」ことはスキンシップを高めて気持ちの交流が深まる手段です。触覚は他の4感覚よりもより敏感で、反応する閾値(しきいち)が低い情報です。出逢ったときの握手、励ます時にはポンと肩をひと叩きする触覚は、人間関係や出会いを深めていく源となっています。

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