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医食同源
伝統医学では、生活習慣が健康にとって大切であると考えられ、生活習慣を整えることを勧めています。それによって、自然治癒力(人間が本来持っている自然に治る力)を高めて、病気を治すだけではなく健康づくりをめざす予防医学が中心になっています。
そのなかでも、毎日の食事によって健康づくりをするのが医食同源です。
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インドの薬膳
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1日の時間帯や季節、環境に応じて、また、一人ひとりの体質や体調に合わせて食事をとることによって、体の浄化力を高め、病気を治療したり予防したりすることが可能であると考えられています。すなわち、一人ひとりの体質や体調に合った食材や薬草を選び、体内エネルギー(ドーシャ)のバランスを整え、健康を維持・増進させようとインドの伝統医学では教えています。
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インドの食べ物といえば、カレーではないでしょうか。
カレーにはいろいろな香辛料が入っています。その一つにウコンがあります。ウコンは肝臓に良いということで注目されています。インドの人たちにとっては、カレーも薬膳の一種であって、医食同源を実行していることになるのです。
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中国の薬膳
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薬膳とは、病気を治すだけではなく、病気予防のために、滋養、強壮効果のある食材を調理した料理のことです。中国食文化の一つで薬も食べ物も同じように健康を守るもの、すなわち、「医食同源」です。長期間にわたって薬膳を摂ることで、徐々に体質を改善しようとします。
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五味五性
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食物のもつ味と性質をそれぞれ5つに分類し、これを体質や体調に合わせて組み合わせて用います。
以下のような効用があると言われています。
味
酸:
酸っぱい味で、収斂(しゅうれん)作用があり、肝、胆、目によい。
苦:
苦い味で、消炎と堅固の作用あり、心臓によい。
甘:
甘い味で、気持ちの緩和と滋養強壮作用があり、脾、胃によい。
辛:
辛い味で、発散作用があり、肺、鼻、大腸によい。
鹹(かん):
塩からい味で、和らげる作用があり、腎、膀胱、耳、骨によい。
性
寒:
体を冷やし、鎮静、消炎作用があり、のぼせ症で血圧の高い人によい。
熱:
体を温めて、興奮作用があり、貧血、冷え性の人によい。
温:
熱と同じですが、熱よりやや作用が弱い。
涼:
寒と同じですが、寒よりやや作用が弱い。
平:
寒熱のひずみがなく、日常飲食するもので、常用すれば滋養強壮作用がある。
身近な生薬の例
アスパラガス
(薬味=甘 薬性=平)、
陳皮
(薬味=苦・辛 薬性=温)、
銀杏
(薬味=甘・苦 薬性=平)、
山椒
(薬味=辛 薬性=温)
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