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健康ポケットカード


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休養
森林浴と健康

森林の環境が人に快適感をもたらし、各種の不快な感情を抑える効果をもつという科学的なデータが蓄積されつつあります。森林浴は人の気分をリラックスさせ、活気ある状態にし、健康によい影響を与えてくれます。

森林浴の効果ってな〜に?

森林内には植物が発散する“フィトンチッド”と呼ばれる物質がただよっています。フィトンチッドは、もともとは植物が自分を守るために出す揮発性の殺菌物質で、消毒・皮膚刺激・消炎・沈静・血管収縮などに効果のあるといわれています。

森林内は温度、湿度の変化が少なく、風や太陽光線の影響をあまり受けないため、心身に快適な刺激を与えてくれます。

森林内で運動した場合、日常空間での運動よりも疲労感が少ないという実験結果もあり、軽い運動を行った場合ほどその傾向が強いといわれています。
イラスト
森林浴の方法

森林浴の基本は森林内歩行です。
森林浴は、
1.呼吸器系、2.循環器系、3.感覚器系、4.神経系の順にからだの機能が高まります。

森林浴の実際

樹葉で覆われた森林にはいると緑が目を癒やしてくれます。虫の音、鳥のさえずり、風のそよぐ音、川のせせらぎの音に耳を傾け聴覚を働かせることで視覚の疲れが癒されます。

森林の中の静寂でバード・ウオッチングや絵を描くなど視覚を働かせると聴覚の疲れが癒されます。

木もれ日の日光浴は樹葉のフィルターによって程よい紫外線を浴びることができ、ビタミンD不足をおぎないます。

森林内の冷気に触れると日頃冷暖房で機能低下しがちな触覚や温度感覚が刺激され、皮膚機能が活発になり生体防衛反応で寒暖に対する抵抗力が強化されます。

フィトンチッドの作用はすべて健康によいものとはいえません。一方ではよく働き、他方ではヒトの防御機構が逆に働いて不利になることもあります。喘息、じんましん、かぶれなどのアレルギー現象として病的となる無防備状態を引き起こすことが考えられます。
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